君の縄。~グレラン経費勢のポケモン考察ブログ~

決め打ち日の前前前日に吊られる、そんな二人のブログ

たのしいキャルリンクル

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こんにちは、なずなです。

先日やっとこさ重い腰をあげてグラマスになりました。

アディショナルで環境が変わる前にグラマスになれてよかったです。

使用デッキは

0~4000 リンキャル(RAGEもちこみ)

4000~6000 乗り物ドラゴン(RAGEの練習)

6000~10000 リンキャル(SHGのコピーデッキ)

 

でした。ちなみにRAGEはday1 3-2でした^^

以前も書きましたがリンクルキャルウィッチはやり口が汚いと嫌われているデッキのようです。しかし個人的にはとても肌に合うデッキで、最高に楽しくグラマスまで走ることができました。

特に今期のキャルリンクルは勝ち筋をキャルだけに依存せず、手札や状況次第で様々な勝利を描く必要があるとても難しくしかしやりがいのあるデッキでした。過去一番好きなデッキだったまである。

 

というわけで今回は今期のキャルリンクルについてです。

アディショナル前環境もあと1週間くらいですが、ろす君に書けと言われたので僕の研究成果を記録に残したいと思います。よろしくお願いいたします。

 

目次

①使用デッキについて

②入れ替わったカードについての検討

③今期のキャルリンクルの使い方

i )   基本的なフィニッシュパターン

ii )  基本的なマリガン

iii ) 対面ごと

 おまけ:覚えておきたいこと

 

①使用デッキについて

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こちらがRAGEの少し後くらいまで使用していたデッキ。

ラブソングシンガーがおしゃれポイント。

 

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こちらがRAGE後、MP7000くらいから使ってたデッキです。

2021/2/7のRSPLでSHGのMURA選手が使用していたデッキをそのままお借りしました。

 

特に後半のデッキはとてつもなく強く、MP~10000のランクマを17勝3敗、勝率85%で走らせてくれました。文句なくおすすめのデッキです。

 

②入れ替わったカードについての検討

・知恵の光

1コストでデッキを圧縮できます。2,4,6コストのカードが強いデッキであり、奇数ターンに1コスト余る場面は思っているより多いためそれをドローに当てられるのは偉いです。

ただし後述する禁約が同じ効果でダメージカットまでついています。先ドローとスペルであることで差別化はできてますが、接合使用時のスペルの枚数に不安がなければ禁約でよさそう感はあります。

 

・ナイフトリック、マジックミサイル

リーダーの顔に1点与えられる効果が終盤の詰めに偉いです。具体的にはリンクルキャルで相手の最大HPが11まで減っていた場合、8Tにキャル+ナイフorマジミサでリーサルをとることができます。あとはほとんどいないですがロイヤルのアーサーの「1回ダメージ無効」を剥がしたりなど。

一方で、特にナイフトリックの方が序盤に引くと腐り気味で、手札のバリューが落ちてしまうのが気になるところ。マジミサは1ドローがついているので許容されますがナイフは事故の元となります。

 

・追憶の大天使

アグロネクロが多かったのでボンフリやミヤコなどの1/1を消滅させたくて採用していたカードです。進化時2ドローでゼルガを戻しながらデッキを回したり、接合のための手札を調節したりできるのは偉かったですが、貴重な進化権をはたして2/2/1に切ってよいのかという話はあり、ラミエル、フォリアへの進化を重く見た後半のデッキでは不採用になっています。そして多分そっちの方が強い。

 

ラミエル

2/2/2守護がすでに偉いのにダメージ無効と後4のブーストが半端なかったです。後述するフォリアがとても強いのでPPジャンプの価値が大きいです。守護として序盤にHPを保ったり終盤に疾走を止めたりにも使用できて◎

 

・フォースバリア

自分が使用した限りでは大した活躍の場面はなかったのですが、ビショのラーゼルガを1T多く耐えたり、ミラーのキャルフィニッシュを耐えたり、スペルウィッチの顔バーンを耐えたりが目的と思われます。複数枚は必要ないような気がしますがメタカードとしては今の環境ではラブソングシンガーより優秀かもしれません。

 

・ラブソングシンガー

ラスティナを止めて破壊したり、ラーゼルガを1T耐えたり、序盤に相手を無力化しながら3/2/3としてテンポ置きしたりなど。フォースバリアと役割がかぶっており、どちらかといえばフォースバリアの方が優先されそうです。

 

・スパイスシャワー

個人的に後半のデッキで一番浮いてるカードです。盤面除去しながらHP回復できるスペルはシナジー良さそうなんですが、なんででしょう、あまり助けられた印象はなかったです。入れ替えるならまずここかなと思います。

 

・氷獄の顕現

基本的には欲望を纏う者を選んでおけば多分OK。相手によっては終盤に冥獣がワンチャン選択肢になります。欲望を纏う者が雑に強くてよかったです。

HPを能動的に減らしてゼルガ圏内に入れたりアリステラの打点調整できることがあるのは覚えておくとよいです。

 

・招来の大天使

HPの最大値を増やせるので対ビショの中盤にやることがないときや、キャルリンクルミラーで力を発揮します。特にミラーでは終盤に満を持して進化を切ることで相手のプランを大幅に狂わせることができるので、そのへんを重く見るなら採用はあり。

ただしこいつ自体は単体処理しかできないので使いにくい場面も目立ちます。後述する両雄と組み合わせたりとかありかもしれません。

 

・楽隠居の元国王・フォリア

単体最強カード。このカードのパワーだけで盤面で勝つパターンが存在するくらい強いです。RAGE持ち込みしたときは1戦で1回進化を切れればよいかなと思って2枚にしていましたが最強なので3枚にしてよかったと思います。

 

・禁約の黒魔術師

知恵の光+ダメージカット。ドラゴン(特にOTK)に自信を持てるのがでかいです。知恵の光との選択は前述した通り。 

 

 

使用はしていないけど、2/11のRAGE springのプレーオフで採用されていたカード

・両雄激突

あまりフォロワーを多く展開するデッキではないので多投はしたくないですが、ゼルガ両雄とか使えたら非常に強そうです。

 

使用していないカード

・結束の魔術

キーカードを引っ張ってこれるカード。結束入れるならおそらく禁約を減らす方がよいです。

やることなくてマジミサ打つときとかたまにあるのでそのタイミングなら使えると思われます。ただし盤面放置して2PP使う余裕がないことも多いです。ただでさえ剥落の暴圧で2PP使うデッキということも忘れてはいけません。

マジミサは序盤に盤面と合わせて3/3/3を取る場面があったり、前述した通り詰めとしても使えるのでそっちの方が優先度は高いように思われます。今期のキャルリンクルは急ぐデッキではないという考えが根底にあります。

 

 

③今期のキャルリンクルの使い方

i )   基本的なフィニッシュパターン

色々分岐が多いですがまず考えることは「10ターン目を目指すか目指さないか」です。

10ターン目になると(相手が無防備な場合ですが)

UBキャルが5減少+5点、ゼルガネイアの攻撃時効果が4点、フューチャービジョンが5点

で最大19点出ます(バーストダメージだけでも14点)。残りの1点は盤面でもマジミサでもスパイスシャワーでも前ターンのリンクル剥落でも。道中でリンクルやキャルが挟まっていれば上記3つの内どれか欠けていても成立しうるため状況次第で柔軟に何で勝つかを考えます。

フューチャービジョンは1ターンないし2ターン前でもよいため、フューチャービジョン使ってから接合などでキャルを強引に探しにいくこともできます。おかげでわりと条件は整いやすいです。キャルが見えてるときは不用意にドローしてゼルガを3枚引いたりしないように注意。

5~6ターン目くらいまでにリンクル剥落ができていない場合はこのプランを見据えだします。条件が揃っていれば剥落を打つターンがなんと9ターン目でも許容されるからすごい。

 

 

10ターン目を目指さない場合の主な勝ち筋は

○「リンキャルキャル」や「リンリンキャル」「キャルキャルキャル」による7~9T勝利

王道上振れムーブ。早期にリンキャルが複数枚見えたら狙いますが、あまり固執しすぎないように注意します。場合によっては接合で流さざるを得ないときもあり、そのときは別プランに舵を切ります。剥落が早期に発動できていれば最悪デッキにキャルが1枚でも戦えるのが今期のリンキャルのいいところです。

 

○リンクルorキャル+フォリアの場残り+UBキャル

今期最も嬉しい追加の勝ち筋。フォリア進化で1面残れば盤面で6点出るので、UBキャルと合わせて16点出ます。残り4点が剥落や道中のキャル、マジミサでまかなえていれば勝利です。

フォリアとハクタクを簡単に処理できてしまうのはビショの消滅やウィッチの握撃など。あと最近ドラゴンに落石が入っているのを見かけます。

 

 

ii )  基本的なマリガン

対面、先後問わずキープ:リンクル フューチャービジョン

2Tの最強ムーブがリンクルであり、3Tの最強ムーブがフューチャービジョンなのでこの2枚はキープです。あとは個人的には禁約を、ダメージ軽減として使う予定がなさそうな対面ならキープして1Tから使っていってもいいかなと思っています。

先行でリンクルが見えているときキープ検討:未来への飛翔、キャル

飛翔はなんか5Tに使いそう(適当)みたいな予感が走ったときに。迷ったら返していいと思います。キャルはビショやウィッチ対面だったら早期勝ち狙ってセットキープしてもよいかなと思います。序盤もたつくと踏み潰される可能性があるエルフ、ネクロ、ドラゴン対面は返していました。ただどの対面でも接合を序盤から打っていく展開があり得るので全返しでもよいかもしれません。

 

後攻キープラミエル

これについてはちょっとラミエル歴浅いので諸説。基本的に後4にラミエルとリンクルいたときはラミエルに進化切ってました。

後攻でリンクルが見えているときキープ検討:アリステラ、氷獄

3Tに剥落アリステラしそうな対面のときはアリステラキープを検討。氷獄はなんか4Tに使いそう(適当)みたいな予感が走ったときに。どちらも迷ったら返しでいいと思います。

 

 

iii ) 対面ごと

全体として、手札から打点が出てくるデッキは厳しいです。ネクロインパルスや酒呑イオ、ガンダゴウザあたりが天敵。

 

○エルフ :エンハンスウェルダーの打点やルヴァン疾走などの可能性を考えながらライフを保つのが大事。ロキサスが早期にブン回ってウェルダーやシャムシャマまでくっついたら無理くさいです。顔が詰まっていなければ接合で流せればワンチャンスあり。

進化フォリアが結構重いようなので意識しておくとよいです。

最近あまり見かけませんが、対アクセラエルフでは相手の後3エリンを取れないとかなりダルいので、2Tリンクル→3T剥落を手拍子で打たないようにするケアが大事です。

 

○ロイヤル

進化ロイヤルは無限に盤面を整えてくるデッキなのでかなり有利。8Tのオクトー宇宙盤面や進化ペインレスサムライのために接合をとっておけると◎。

中盤にアルヤスカが6/6で残ってしまうと取る手段がかなり限られるので、そこはきっちりケアしておく必要があります。

 

○ウィッチ

リンキャルミラーは頑張って相手より多くリンキャルを引くゲーム。

進化フォリアを取る手段が接合以外要求値が高く、接合を打たせれば相手のキャルのUBがリセットされるのでゲームがひっくり返る可能性があります。

あとはフォースバリアでフィニッシュを大幅に封じることができます。スペルウィッチに1回やられて台パンしました。

 

マイザースペルウィッチは盤面にラピファイの的を残さないように耐えていって、相手の思ったようなプレイを阻害することが勝ちに繋がっていくのではないかと思います。ルーニークオンぶんぶんは諦め。

 

○ドラゴン

がんがんブーストしてゴリゴリ疾走打点を通す上振れムーブは厳しいですが、中途半端な乗り物ドラゴンは頑張っていなしていれば相手のリソース切れの方が早いイメージです。正直ガンダゴウザは諦めの場面が多いですが、生きていれば欲望を纏う者で大きく切り返せます。

2T冒険者がきたときは3Tのレジーをとれないと負けなので処理方法を考えておくこと。

OTKドラゴンは比較的序盤もたもたしがちなのでこちらも適当に。不意にバハムートが飛んできて負け、みたいなことがないようライフは十分に保っておきます。禁約がリーサルを1ターンずらしてくれるのが心強いです。

 

○ネクロ

アグロネクロはもう耐えるだけです。いなせれば勝ち、押し切られれば負け。アグロネクロと分かっていればマリガンでフラッフィーをキープしたいですが、実際のランクマでしてたかと言われると微妙。リンクルが見えていたときはフラッフィーキープしてたかもしれません。

グレモリーネクロはグレモリーの着地を遅らせられれば勝機あり。よって盤面ロックは常に検討します。グレモリー前にフォリアを着地させると相手がトリモンを出さざるを得ない場面があり、そうなると大分耐えやすくなります。

後3のゴブリンクイーンが取れないと概ね負けなのでケアが必要です。

 

○ヴァンプ

序盤の攻めと狂乱ターンのダークナイトを絡めた盤面をいなせれば、あとは解放シスとネレイアをケアしていれば概ね戦えるかなって感じです(シスのケア忘れがちの顔)

 

○ビショップ

ゆっくり戦うデッキなのでこちらもゆっくり準備できます。招来の大天使が入っていることがそこそこあるので、キャルを打てるときに打っておくのが大事かもしれません。

終盤はユカリで確実にしのがれることを忘れずに。進化は残せるなら残しておきます。

10Tは相手のゼルガに殴らせずこっちのゼルガも勝てないなら殴らないのが延命の秘訣です。

ビショ対面は氷獄で冥獣が選択肢になるんじゃないかと思っています(実際に使用したことはまだない)

 

○ネメシス

ほぼいないんで割愛。解放奥義ブン回られたら負けますがそれ以外は大体勝ってると思います。

 

 

おまけ:覚えておきたいこと

○2Tリンクルは最強だが3T剥落は最強ではない

昔のキャルリンクルでは、3T剥落が8Tキャルリーサルにつながるのでよいムーブだったのですが、今期はそこが必須ではないです。

前述でもちょこちょこ触れていますが、3コストのカードにケアを要求されるカードがそれなりに多く、考えながら戦う必要があります。

また、特に先攻では3Tフューチャービジョンが非常に有用なのでそちらを優先したくなります。OTKドラとかビショウィッチあたりは剥落を早めにうちたい気持ちもあったり、5Tグランの覚悟が見えていたらまた話が変わったりと、結局状況と手札次第なのですが。

 

○5T リンクル進化+ジータの決心+剥落の暴圧

5PPで9PP分動ける強ムーブ。実質無料進化で相手の盤面も2面処理しながら剥落打てるのでとてもよいです。リソースが厳しいときなど派生として「リンクル進化+グランの覚悟」や「リンクル進化+ゼルガネイア」などの処理もあります。今期のリンクルは剥落を急がないので(そりゃ早けりゃ早いほうがいいですが)リンクル進化の2PPを柔軟に使うことができるといろいろ耐え幅が広がります。

 

○接合のつかいどころ

めちゃくちゃセンスが出ます。

2Tに手札が微妙なときに5枚マリガンするつもりで打つこともありますし、3~4Tから相手の盤面をいなすのに打つこともあります。中盤にフォリアやキャルなどの強いカードを探しに打つこともあります。この際キャル1枚くらいなら容赦なく流してOKだと思います。なんなら2枚でも無理だと思ったら流してしまいます。ただしキャルと、できればフューチャービジョンを流した枚数は絶対に覚えておくこと(ゼルガネイアは直接召喚の項目見れば残数分かるからOK)

手札や相手の状況から「次のターン接合打ちそうだな~」ってときは前のターンから手札を整えたりします。フューチャービジョンの優先度が上がったり、スペルを温存したり、リンクル出したり出さなかったり、氷獄剥いたり剥かなかったりですね。奥が深い。 

 

 

こんな感じでしょうか。

グラマスになったあともちまちま潜っておりますが10000以降もサクサクと盛れており現在10700くらいです。現在はSHGのデッキからスパイスシャワーを抜いて両雄とマジミサ1枚ずつ入れてますがよい感じです。

キャルが今期で落ちるのでこのデッキもあともう少しなのかと思うと残念でならないです。願わくばアディショナル後もリンキャルが呼吸できる環境だと嬉しいです。

好みの差はあるかと思いますが、皆様もよかったら是非最後のキャルリンクル使用してみてください。

それでは、駄文ここまでお読みいただきありがとうございました!