君の縄。~グレラン経費勢のポケモン考察ブログ~

決め打ち日の前前前日に吊られる、そんな二人のブログ

このブログについて

お越しいただきありがとうございます。

管理人達です。以後よろしくお願いします。

当ブログは、グレランを生き残れない人狼勢である二人が、レートの荒波にのまれたり身内大会の荒波にのまれたり人狼の荒波にのまれたりする様を記録していく目的で開設されたものです。

開設の経緯としては

「せっかく色々考えて生きてるんだからなにかに残したい…でも一人でブログ始めるのも少し恥ずかしいし多分あんまり更新できなさそうだし…」

→「せや!二人で運営すればええやん!」

みたいな感じです。

 

自己紹介

なずな(TN:なずな)

ORASシングル最高レート 1840 

るる鯖人狼トリップ なずな◆E854WdRVAT

今は日本の北の方の社会人です。

基本的にシングルバトルをやっています。好きなポケモンクロバットです。

クロバット入りで高レートを目指して日々ポケモンをやっています(やっているとは言っていない)

クロバットが輝くのはダブル(トリプル)バトルって説がわりとあるのでそっちもいつか手を出してみたい気持ちがあります。気持ちは。

2020年現在はポケモン人狼もあまりやらずにシャドウバースばかりやっています。

ソードシールドのアップデート第2弾でクロバットが帰ってきたら復帰するかも…?しないかも…?

 

 

ろす  (TN:loss4)

ORASシングル最高レート   1761  トリプル最高レート   1658

るる鯖トリップ ろす◆L.1r2yPdgq  

マンタインタマンタが好きです。マンタインを活躍させるためにトリプルレートをやってたりしてました。ポケモンがすきなのでレート対戦と同じくにわか程度ですがポッ拳アケ版、コマスター、Goいろいろやったりします。

 レートはそこまで高くないですがなんか面白い事思いついたらてきとーにここに落としていけたらって感じです。よろしくおねがいします。

twitterIDも置いておきます。お気軽にどうぞ→(@lloossss4_4)

 

 

ブログタイトルから分かる人には分かると思いますが、二人とも暇なときはよく、るる鯖(http://ruru-jinro.net/)というところに建っている「ポケ勢人狼」村という半身内村でチャット人狼ゲームをして遊んでいます。二人が知り合ったのもそこです。

ポケ勢人狼村については隆三さん作成のこちらのホームページを(http://pokezeijinrou.web.fc2.com/)

をご覧ください。非常にアットホームで初心者の方でも入りやすい村だと思いますので、人狼に興味があるポケ勢の方はぜひ一度観戦にいらっしゃってみてください。

 

これからはポケモンの構築記事や、上記したポケ勢人狼勢での身内大会の記事、人狼に関する記事(入村時の記事)などをあげていけたらいいなと思っております。

 

では、あらためまして今後ともよろしくおねがいします。

【R.I.P】るる鯖の思い出

こんにちは、なずなです。

昔のログを見ていたらとても懐かしい気持ちになってしまったので、今回はちょっと昔話をしようと思います。良ければお付き合いください。

 

 

るる鯖が閉鎖されるという話が流れてきたのが先月の話。

知らない人のために説明すると、るる鯖というのはいわゆる「人狼」ゲームをオンラインでチャット形式で遊べるサイトです。

対面で行う人狼ゲームは参加者の雰囲気やその場のノリで結構カジュアルに進んでいくパーティーゲーム的な要素が強い印象ですが、チャット人狼はそのへんの要素が薄まったかわりに理詰めの要素がかなり強くなっており、わちゃわちゃ楽しむ人狼とはまた別の面白さがあると思います。

 

僕がこのサイトに初めて足を運んだのは2014年。なんと干支1周も前の話です。

思えば遠くへ来たもんだ。

 

きっかけはこちらの動画。

 

www.nicovideo.jp

 

当時立派なニコ厨(死語)暇な大学生だった僕は、こちらの動画を見て「なんだこのゲームすげえ楽しそう!やってみたい!」と思い、動画で紹介されていたるる鯖に恐る恐る足を踏み入れました。

 

動画で見た「ポケ勢人狼村」の皆さんは初心者の僕の事も優しく歓迎して色々教えてくださり、僕はその優しさに心を開いた結果、どんどん沼の方へ引きずり込まれていきます。

一番やっていた頃は連日21時頃に20人近くがるる鯖に集合し、日付が変わるまで人狼を2~3戦やるような生活をしていたと思います。暇だなぁこいつら・・・

それ以外にも、twitter(死語)で相互フォローになってリプを飛ばし合ったり、スカイプ(死語)で夜通し通話しながらポケモンをしたりBGA(死語ではない)でゲームをしたりというインターネット遊びもここの人達に教えてもらいましたし、今思い返しても楽しかったなぁという思いです。

初めてオフ会(死語)をしたのもこの界隈でした。これまた実は当時めっちゃ緊張していたのですが、皆さん優しくお話ししてくださって嬉しかったです。

特に居住地の近かったゆーたろさん、あすらん(死語)、捨て駒さん、あしたばさん、たまもさんとは幾度となく飲みに遊びに行きましたし、年の近かったろす君、るか君、枝豆さんとは別ゲーでもオフで会って遊んだりする仲になりました。

界隈の中心にいたゆーたろさんと個人的にちょっと縁があってかわいがってもらえたというのは僕の幸運だったところかなと思います。

これもまたとても楽しかった思い出です。未だに付き合いがあるってすごいと思ってます。よかったらこれからも仲良くしてください。

 

さて、そんなるる鯖「ポケ勢人狼村」ですが、村民の社会進出や結婚等に伴って少しずつ村に参加できる人数が減っていき、頻度が減少していきます。僕自身も大学卒業に向けて学業をガチり始めたであろう2017年頭頃からガクッと入村頻度が落ちており、まあそういうことなんだろうなぁと思いました。

このゲームは人数がある程度集まる前提(最低でも12人は欲しい)で、待機時間を含めて1ゲーム1~2時間を要するため、定期的な開催を継続するのはなかなかハードルが高いと思います。それでも2年半くらいの間熱量高く大人数村を成立させてプレイし続ける事が出来たのは、中心にいた人たちが頑張って人を集めてくださっていたのと、界隈の皆さんがいい人達ばかりで遊ぶのが楽しかったからに他ならないと思います。あらためて本当にありがとうございました。

 

 

人狼村が建たなくなってからは、僕は主戦場を先ほどちらっと触れた別ゲーの「Shadowverse」にうつし、同じくシャドバの民となった皆さんと遊ぶようになっていくのですが、それはまた別の話。

 

 

 

○人狼というゲームについて

せっかくなので人狼についての感想も少し書こうと思います。

 

自分で言うのもあれですが僕は人狼ゲームがあまり上手い方ではなく、エンジョイ寄りのプレイヤーでした。このゲームは性質上上手くない人が上手い人の足を引っ張りまくる事件が多々発生するため、上手い人から「こいつホンマ・・・」と思われた事も恐らく一度や二度ではないと思います。ちょうどいい機会なのでここでこっそり謝っておきましょう。ごめんね。

 

そんな引っ張る側としては、人数が少なくて足を引っ張られる側の負担の大きい狼陣営よりは、1人2人あんぽんたんがいても結構勝てる村陣営の方が気楽で好きでした。ゲームの性質的にも、全容を把握した上で村陣営を騙す人狼側よりも、要素を集めて全容を推理していく村側の方が性に合ってましたし。

でも人狼で勝つときも楽しいんだけどね。

また、そういう意味では個人軍である妖狐はもともと勝率が低い役職なのも相まってダメ元で好きなようにできる点が最も気楽で魅力的であり、結構好きでした。なぜか妖狐の勝率が比較的よかったのは関係あるのかないのか。

 

配役は、ポケ勢人狼で最もよくやっていたのが8吊り6人外(狼4 狂人1 狐1)の18A猫というものでした。狼が4人いることから戦略の幅が広く、展開がマンネリ化しにくいというのが魅力でしたが、その分考える事が多くて消費カロリーは非常に高い村でした。

個人的には12Bが戦略と推理の幅がちょうど良くて好きでしたね。でも12Bメインでずっとやってたらもっと早く飽きがきていたのかなという気もします。

あとは役職多めの村で14Dと言うのもありましたが、これは上記2配役とはまた別のセオリーがあって難しかったのを覚えています。

 

 

自分の各役職に対する印象はこんな感じです。

村人:気楽of気楽。判定役+村人+人狼の3人最終日まで残ってしまうと非常に大変なのですが、良くも悪くも大した存在ではないためか道中のどこかで処理されることが多く、その立場に立たされたことはあまり多くなかったように思います。

 

占い:明確に自分の意思でゲーム展開を左右できる能力で、やるのは楽しかったので嫌いじゃなかったですが、決して上手くはなかったので得てして信用負けしがちでした。

 

霊能:序盤にローラーされるか中盤に噛まれて退場する事が多い役職で、能力も事後報告的で能動的に村に干渉することはできないものなので特に楽しくはない役職でした。

人外側としては霊能が残ってると面倒なんですけどね。

 

狩人:あまりアグレッシブな事はできない狩人でしたが、潜伏がうまくいって護衛を成功したときの脳汁が非常に大きいので好きでした。村陣営の上振れ要素的な立ち位置の能力だと思っていて、役に立つことなくいつの間にか死んでいてもなんとかなることが多いため責任は比較的軽めで(有識者に怒られそう)、そういうところもよかったです。まあ気持ちよくなりたいから頑張るんだけど。

 

共有:人外に騙られる事がほぼない確定村陣営なので日中の進行を任される立場。進行に自信があるわけがないため勿論苦手でした。日中村アピする必要がないから沢山色々考えられることと、相方と夜会話できるのは楽しかったけどね。

 

猫又:同じく確定村陣営になりがちな役職。進行に自信があるわけがないため勿論苦手でした(再掲)。共有と比べると潜伏中の噛まれや●もらいで仕事できる点と、初日夜にAAを準備するのが楽しい点がアド。

 

人狼:下手。ローラーされに霊能騙りに出るときが一番貢献してた可能性があります。

考える事が多すぎるんですよねぇ・・・

 

狂人:人狼陣営側の上振れ要素だと思っているので、こちらもまた気楽。ただ展開次第では多少空気を読む必要があるので、そのへんの立ち回りとか、狼が誰かとかを夜時間に考えるのは楽しかったです。1吊りでも稼げばまあええやろの精神で迷ったときは占い騙りで●特攻をします。

 

狐:前述の理由から結構好きだった役職。毒にも薬にもならない発言で吊りを回避し、大した事のない存在感で占いと狼の脅威噛みを回避する事が得意だったため狐にしては長生きな事が多かったです。

 

背徳:結局最後まで何すればいいのかよく分かってませんでした

 

自己評価はこんな感じなのですが、周りからはどう思われてたのかな。今更ながらちょっと気になりますね。

ちなみにろす君からは「なずなさんはあんま上手くないと思ってました」って言われたことがあります。

 

 

○印象に残っているログ

最後にいくつか印象に残っているログを供養したいと思います。

過去ログを遡って色々見るのは昔の日記読んでるみたいで楽しかったです。「あ~こんなノリあったな~」みたいな。あとパズドラの雑談とかしてるのを見ると時代を感じますね。

 

【魚拓】No.463605「ポケ勢人狼」村 

キヌ(猫又)

占い欠け狂狼ー真狼の不利な立ち上がりも、最初の2吊りで潜伏2狼が吊れた村。

最終的にはキヌによるダーツがスタートし、ジョウカンを吊りあげた功績を褒められた村。僕にしては悪くない猫又だったと思います。

 

【魚拓】No.410739「【身内】ポケ勢人狼」村 

リコチェット(人狼)

人数不足により16Aで開催された村。3狼しかいないので戯れに全潜伏即噛みのプランを提案したところ採用されてそれが通ってしまった村。リコチェット単体の人外臭はえげつないものの相方の頼れるヤンキーとなんか潜伏してた狂人のおかげで勝利。なずなぽけの鋭い噛み(当社比)が光った村でした。

 

【魚拓】No.391095「【身内】ポケ勢人狼」村 

倉庫番カルドナ(妖狐)

妖狐ってこうやって勝つよなって村。ルータスさんが霊界でキレまくってた関係で勝った後ですら目立っていないのも高ポイント。人狼は真占いの死後も誰を噛むか誰を仮想狼にするか誰が妖狐かを考える必要があるけど、妖狐は真占いの死後はひたすら展開に沿って村人のふりをするだけなので考える事が減るんですよね。誰が人狼か探すのも村人と一緒だし。共有から村置きされ猫から非狐置きされてたっぽいのでいい立ち回りが出来てたんじゃないでしょうか。

 

【魚拓】No.383244「ポケ勢人狼」村

看板娘ナタリー(狂人)

軽いノリで初日●特攻をしたら、翌日人狼が霊能1騙りしか追加してこず「お前らマジか・・・」って言いながら18A猫で真狂ー真狼をやらされた村。潜伏狼を囲ったタイミングで漂白噛みされる展開を目指していたのに猫噛みと呪殺対応で囲う暇がなく信用勝負しかなくなってしまいました。未だに覚えているのですが、呪殺対応をしくったら即終了のため命がけで対応文をこしらえており、アマレット○もちゃんと用意できていたので、アマレットに指定が入らずグレーで呪殺が発生してたらどうだったかなと思います。最終的には真占いが強くて負けましたが自分としては狂人で一番楽しかった村でした。

 

【魚拓】No.381493「ポケ勢人狼」村 

暴露の悪魔ラーペ(狩人)

真狂狼狼ー真狼の4-2展開で、役ロラ気味の進行の中で序盤にパンダになって結構生き残れそうなポジションにおさまった村。道中の護衛択は今見ても大分怪しいですが、ここ一番でつかんだGJが気持ちよすぎて漲る呪力でトびました。

 

【魚拓】No.356662「【身内】ポケ勢人狼」村 

青年ノエル(人狼)

初日夜に頼れそうな仲間に囲まれ、意気揚々と占い騙りへ出ようとしたノエル君。初日に強い仲間Aに●が出て吊られ、次の日朝に強い仲間Bが猫噛みで消え、その日の指定で強い仲間Cが吊られます。お願い、死なないでノエル!あんたが今ここで倒れたら、仲間の狼との約束はどうなっちゃうの?ベールの●はまだ見えてない、ここで霊噛みを通して信用勝負に勝ってなんやかんやしてうんたんすれば、勝負に勝てるんだから!!

次回、2連GJ。オワオワリ。

 

【魚拓】No.341938「【身内】ポケ勢人狼」村

帽子屋ノエル(村人) 

12Bの村。初日に2狼がいわゆる海老沢特攻をしかけて、後からノコノコ出てきた真占いの信用を非常に下げる作戦が綺麗に決まった形。役職者の発言や平和の発生などの展開に対する考察がうまくハマって、綺麗に真相に到達できたのが気持ちよかったのを覚えています。村人の醍醐味って感じですね。

 

【魚拓】No.333600「ポケ勢人狼」村 

画学生フリージア(妖狐)

大人数で挑む特殊配役22Z。狼5、狂信1、妖狐1、背徳1の8人外の妖狐担当になった村です。まあ背徳がなんかしてくれるでしょということで潜伏を選択。幸いにも序盤にどう見ても真占いが噛まれ得意の潜伏勝負の舞台が整うも、中盤で指定をされ、吊り逃れの狩人COに対抗が出現する苦しい展開に。ここまでかと諦めかけたフリージアの脳裏に背徳者という一筋の光明が差す…

 

【魚拓】No.306374「ポケ勢人狼×RP」村 

ミッキーマウス(人狼)

全員が何かのキャラクターになりきってRP(ロールプレイ)をしながら遊ぶルールの村。るる鯖内だとダンガンロンパのRP村が有名でしたね。ポケ勢村でも稀に開催されていました。

14Dというトリッキーな配役にも関わらず、衝動を抑えきれず初日に同じマスコットのモノクマへ●特攻を敢行するミッキーマウス。果たして彼に明日はあるのでしょうか。

 

【魚拓】No.317764「ポケ勢人狼RP」村 

スネ夫(妖狐)

人数が揃わない中で敢行された7Z闇鍋RP村。

全員のRPのレベルが異常に高い。しゃべり出すニワトリ。なぜか勝つ俺。

こういうのも楽しかったなって思い出でした。

 

 

以上です。ログをあさってると懐かしくなってついつい何日も夜更かしして見ちゃいました。存外に楽しかったので、かつての村民の皆さんもよかったら是非やってみてください。みんなの思い出のログも知りたいな。

るる鯖は今月中のどこかで閉鎖予定とのこと。何日かは分かりませんが、最後に何か出来たり…は無理ですかね。 

なんとかなりませんか<(^o^)>┌┛’,;’;≡三@jingai[dice]percent

 

 

それでは、駄文ここまでお読みいただきありがとうございました。

またいつかどこかでお会いしましょう。

【お気持ち】話題のたかまつなな氏のポストを見た感想

こんにちは、なずなです。

 

最近ネットで話題のこのニュース。

news.yahoo.co.jp

 

賞与除く年収798万円以上の「高所得者層」の社会保険料の増額が検討されているようです。

このニュースに対する厚労省への不満が溢れる中、厚労省の年金部会の委員を務めていらっしゃるたかまつなな氏が投稿した以下のポストが悪い意味で話題になっています。有り体に言うと炎上しています。

 

 

 

大前提として、年金部会に参加してその内容を皆に伝えようと、矢面に立って発信している同氏は偉いと思います。結果としてサンドバックになっているわけですが、こうやって前に出るのってとても勇気がいりますし、同氏の発信とそれに反応するインフルエンサーの皆様のおかげで社会保険について考える機会が生まれているなということも強く感じています。現に僕もこうして筆をとっているわけで。

 

そのうえで、同氏のポストを見て思ったことなどをつらつらと書いていこうかと思います。よろしくお願いいたします。

 

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社会保険は、「保険」です。基本的には、支払った保険が高いと、もらえる額も多くなり、本人の老後にもプラスになります。」って本当?

 

全体を通して一番違和感を感じるのはここですね。というかほぼこれに尽きる。

恐らくたかまつ氏が言ってるのは机上の「将来の年金額」のことかと思いますが、その「机上の年金額」すら信じきれないというのが今回割を食う人達が納得しない理由なのではないかと愚考します。

 

そもそもこの考えと、同氏が後述している「負担能力がある人は多く負担して、社会として再分配しようというのが(社会保険料の)基本的な考え方です。」に矛盾を感じるのですが気のせいでしょうか。

高い保険料を支払ってもそれが全体に再分配されてたら、本人が老後にもらえる額って本当に支払った高い保険料に見合ったものになるのかという疑問があります。直感的なイメージだと「1000円払ったら将来500円しか返ってこないところ、2000円払ったら1200円も返ってきます。だから得!」みたいなこと言ってない?って気がしちゃいます。

このへんは僕の直感に反してるってだけで詳細は分からないし調べてもないので間違ってたら誰か易しく教えてください()

 

支払った保険が高いともらえる額が多くなり~」については、既に高額療養費制度でその逆が起こっていると話題になっていますよね。これも非常に悲しい話です。

※高額療養費制度…月の医療費が一定より高くなったときに、それ以上払わなくてよいよという制度。年収に応じて上限額が決まっており、住民税非課税世帯は月36300円で高額な最新治療を受けまくれるのに対して、高年収(≒社会保険料を多く納めている)世帯は月に16万だの25万だの支払わないと最新治療を受けられない(しかも今後増額される)ため、家計への負担から最新治療を諦めざるを得ない世帯も多いとか。

https://mainichi.jp/articles/20241225/k00/00m/040/266000cより引用

 

 

話を「机上の年金」に戻しますが、年金の不安について、同氏はポスト内で以下のように述べています。

年金が破綻するから、将来は貰えないという考えについて。これをいう人は、事実に基づかない発言か、年金についてあまり知らない方だと思ってください。

年金の健康診断と呼ばれる財政検証。これは5年に一度行われ、約100年、人口の見通しや経済など複数のパターンを想定し、将来の年金の金額を予測しています。年金制度は、かなりエビデンスに基づいて議論されていると思います。

 

素人には少子化がどんどん進む日本で年金制度がむこう100年真っ当に機能していく気がしないのですが、このエビデンスってどうなんでしょう。人口が減少しても僕たちの年金は大丈夫そうですか。

というわけでちょろっと見てみました財政検証。直近のは2024年なので去年でした。

 

将来の公的年金の財政見通し(財政検証) |厚生労働省

 

その結果、財政検証で議論の前提となっている「人口の前提」について、合計特殊出生率2070年で最悪1.13と見積もられていることが分かりました。

合計特殊出生率:15~49歳の女性が一生に産む子どもの平均数。人口を維持するためには2.07必要。

 

ちなみに合計特殊出生率の推移は

2021年 1.30

2022年 1.26

2023年 1.20

2024年 1.15を割り込む見込み

 

となっています。早ければ今年には1.13を下回りそうな勢いなのですがお見積もりの方は大丈夫そうでしょうか…?

少なくとも僕はこの前提でなされた議論をエビデンスとして「老後の年金大丈夫っすよ!」って言われてもちょっと信じられないなと思いました。

 

ここから先は僕の勝手な推測なので話1/3くらいで読んでほしいですが、年金制度は僕(アラサー)が生きている間にどこかで維持できなくなってはしごを少しずつ外されるんじゃないかなと思ってます。老後2000万問題とか話題になったじゃないですか。iDeCoとかNISAとか、特にNISAの方は去年大幅な改善がされて個人の資産形成をかなり推進しているなと感じました。これが国からの「年金あてにするなよ」ってメッセージなんじゃないかなと。

具体的には、将来僕がおじいさんになったとき、得意の「応能負担」という言葉で「ある程度資産を持っている世帯は年金を減額する」みたいなことが起こるんじゃないかなーと思っています。だから今回のたかまつ氏のスタンスで一番気に食わないのが「社会保険料払った方が将来得やで!払っとき!」という部分になるんですねー。

 

僕は社会保険の制度自体はあっていいと思ってます。遺族年金とか障害年金とかいい制度ですよね。老齢年金だって無理なく維持できるならとても嬉しいと思います。ただ、少子化が(少なくとも厚労省の予想よりは早く)進んでいる現状の日本では特に老齢年金の部分でいずれ無理になるのが目に見えてるのに、その制度を維持するための増額を「すみません維持のために必要なんです。社会のために負担してください。」ではなく不透明な「得やで!」アピールで肯定しようとする姿勢はちょっと一言いいたくもなろうというものです。得のことだけ考えるなら高所得者は払ってる社会保険料をそのまま自分のNISA口座につっこんで運用した方が絶対得だろう。

 

 

手取りが減って、少子化が進む。こどもを持つ人数が減るのではないか、子育てするのにお金がかかるという意見もあると思います。それは一理あると思いますが、子育てにお金がかからない社会にしていくため、教育無償化などの子育て政策を充実していくことが必要だと思います。について

 

なまず子育てにお金がかからない社会にしてから社会保険料増額してくれや。

 

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以上です。

色々意見はあるかと思いますが、僕はたかまつさんのおっしゃる一次資料をあたった結果あまり年金を信じ切れないなと思ったので個人で資産形成を頑張ろうと思いました。

社会のために社会保険料は払います。でも「得やで!」は違うと思います。

 

 

 

最後にここまで書いてから、Xでこんなポストが流れてきました。

 

 

これだったらめっちゃ面白いですね。たかまつさん頑張ってください。

 

それでは駄文ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

【備忘録】2024年下半期読んだ本まとめ

あけましておめでとうございます。なずなです。

上半期にやっていたこちらの記事の下半期版です。

rosunazuna.hatenablog.com

 

年末にコロナでもインフルでもない風邪で体調を崩していたため遅くなってしまいましたが、今回もやっていこうと思います。よろしくお願いいたします。

 

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○「ソロモンの偽証」 宮部みゆき 新潮社 2012年


【あらすじ】

バブル末期のクリスマス、とある中学校で生徒の飛び降り死体が発見される。

自殺で決着しようとしたところに届く、殺人事件を示唆する匿名の告発状。

全てが裏目に出る学校対応とマスコミの過剰報道に振り回される中、一人の女子生徒が声をあげる。

「真実を明らかにするために、私たちで学校内裁判をしよう。」

 

【感想】

そういえば昔話題になってたよなシリーズ。図書館で目についたので借りてきました。

事件が起こる第1部、裁判が決定してそれぞれが証拠集めに奔走する第2部、真実を明らかにする裁判の第3部という構成なのですが、特に第2部以降のわくわく感と第3部の展開の巧みさは、本の厚さを忘れさせる面白さでした。どんどん真実が明らかになっているはずなのになぜか謎が深まっていくような違和感が、最後の証言者によって回収されていくのが最高でした。道中の裁判パートも面白く、特に被告人にとって不利にしかならないはずの過去の暴力事件から逆説的に被告人の無実を論証しにいくところは震えました。

また、よく考えると事件じたいは全然気持ちよくないものなのに、作中の中学生達が全力で走り抜ける様子を一緒に感じる事ができるので読後感が爽やかなのも本書の特長だと思います。同著者の「ブレイブ・ストーリー」や、恩田陸の「夜のピクニック」など、「10代で読むことに大きな意味がある本」ってあると思っているのですが、この本も結構そういう面があると思いました。まあ正直ちょっと中学生しっかりしすぎか?ってところも多分にありましたが。

 

ちなみに文庫版は6冊になっていますが、6巻の最後に主人公達のその後を描いた短編が加筆されているので、これから読むなら文庫版がオススメです(ハードカバー読後に偶然発見して読んだ男)

 

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○「発達障害と間違われる子どもたち」 成田奈緒子 青春出版社 2023年

 

【感想】

育児の参考に買った本。発達関係の診療をしている小児科の医師が執筆されたものです。個人的にはこのあたりの知識はもとから多少持っていたので、どちらかというと自分だけでなく妻にも読んでほしくて買いました。

 

ADHDはじめ、発達障害の可能性があると言われる子どもが近年激増しているという事実があるなかで、筆者は自身の診療経験から、近年発達障害を疑われる子の多くは「発達障害もどき」ではないかと考えており、それらは生活の改善によって劇的に改善する可能性があると主張します。本書ではどのような生活が子どもの発育発達にいい影響を与えるかが「発達障害もどきから抜け出す方法」として書かれています。中でも印象に残っているフレーズは

・まず「からだの脳」が育ち、次に「おりこうさん脳」が育ち、最後に「こころの脳」が育つ

・子育ての目標は「立派な原始人」を育てること

の2点です。

 

「からだの脳」とは呼吸、体温調節、生活リズムなどの「生存機能」

「おりこうさん脳」とは言語や計算、巧緻運動などの「論理機能」

「こころの脳」とは想像力、判断力など「総合的な機能」

であり、土台である「からだの脳」が不十分な状態ではほかの脳は上手く育っていかず、結果として感情表現が下手だったり集中が続かない、あたかも発達障害のようなふるまいになってしまう子どもが育ってしまうというのが本書における筆者の最大の主張です。そして、そうした子ども達に対して「からだの脳」を鍛え直す最大の方法が「規則正しい生活」だということが、症例つきで紹介されています。

 

「立派な原始人」を育てる、というのも非常に面白いフレーズだなと思いました。

前頭葉で考えるような難しい「おべんきょー」はまず立派な原始人になってから考えろってことなんだと思います。しっかり食べて寝て、挨拶をして、役割を分担してこなしあって感謝し合って、そういう社会性を家庭で身につけるのが大事みたいです。その通りだぁ...

 

個人的にはテレビや動画の視聴時間(いわゆるスクリーンタイム)を減らすことについても記載されているかなと思いましたが、そこについてはさらっと紹介する程度となっていました。何よりもまず生活リズムという筆者の強い思いが伝わってきます。

余談ですが米国小児科学会は2歳までの乳幼児に対して、スクリーンタイムは「0時間(見せない)」を推奨しています。まあ現代社会で「見せない」は正直不可能だと思いますが、スクリーンタイムが長いことが発達に良い影響を与えないことは間違いないようです。

 

ということで、育児に携わる方全般におすすめの一冊だと思います。

 

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○「未来」 湊かなえ 双葉社 2018年

 

【あらすじ】

主人公章子のもとへ届く「未来の自分」を名乗る者からの1通の手紙。

父親を亡くし、心の病をもつ母親と暮らす章子に未来へ希望を持たせる内容のその手紙に、章子は返事を書きためていく。

 

【感想】

久しぶりに湊かなえを読みたくなって借りてきた本。

前後する時系列の中で、章子の思い、両親の思い、両親の秘密などが複雑に絡まり、ラストへ向かっていきます。

大人の登場人物に邪悪な存在が大分多く、救いのない世界が続いていく道中は非常に鬱屈としますが、結末はタイトル通りに一抹の「未来」を感じさせる内容になっています。

イヤミスといえばそれまでだけど、それだけで終わらない良さもあるなと感じました。

 

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○「落日」 湊かなえ 角川春樹事務所 2019年

 

【あらすじ】

売れない脚本家見習いの甲斐真尋に売れっ子映画監督長谷部香。

同郷の二人の学生時代に起こった一家殺人事件について、長谷部は映画を作成したいのだという。母から虐待を受けていた香の幼少期と、姉が事故死した真尋の過去、そして殺人事件が起きた立石家。それぞれの物語の関係とは。

 

【感想】

湊かなえもう一冊くらい読むかぁで借りた本。イヤミスからしかとれない栄養があるんだ。でも一度十分に摂取したらしばらくはいいんだ。

シナリオの進み方は未来に似てる感じで、ぶっちゃけ読み味も結構似てました。湊かなえは本当にこういう「終わってる家庭」を描くのが得意ですよね…

内容は正直「未来」の方が面白かったかなと思います。途中からなんとなくこんな感じかなーと思ってた通りに話が進んでしまって、ちょっと平坦な印象を受けました。「未来」と違って現在視点が比較的平和なのもあるかもしれません。

ただ、最後にちょっとした事実が明らかになるシーンはとてもよかったです。

 

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○「生成AIで世界はこう変わる」 今井翔太 SB新書 2024年 

 

【感想】

AIとはまだアホな質問をして戯れたことしかなかったので、いまさら聞けない基本を学ぶつもりで購入。

AIの研究は日進月歩であり、1週間どころか数日で常識が塗り変わっていきかねないレベルであるという開幕の話からすげえなって感じでした。こうして私がのんきに暮らしている間にもAIの進化はどんどん進んでいるようです。

また、その後は基本的なAIの学習方法についても分かりやすく記載されており、とても勉強になりました。言語生成AIはモデルのパラメータ数が一定を越えると急激に難しいことができるようになるカットオフ地点が存在するみたいな話は面白いと同時にちょっと怖いような思いもしたり。

AIによる仕事の代替の分野も興味深い話が書かれていました。AIは当初「頭を使わない簡単な作業」から奪っていくと考えられていましたが、予想以上にAIが賢く、最近は(これすら既に「最近」ではない可能性もありますが)「高学歴で高いスキルを身につけた者が就くような頭脳労働系の職業」の方がAI自動化の影響を受ける可能性が高いと言われているそうです。肉体労働系はむしろ最もAIで代替しにくい部分の可能性があるとのことでした。それに関連して、AIは労働置換型のツールか労働補完型のツールか、仕事がAIに奪われるかについての議論も大変ためになりました。

あとは生成AIによる創作についても語られていました。まとめるのが難しいので詳しくは読んでほしいですが、AIの創作物を「人間の創作物」とラベリングして見せると評価が上がるという実験結果から、これから先は「人が作ったもの」に価値が生まれる時代が来るかもしれないという考察が面白かったです。

 

素人にも読みやすい内容でAIに少しだけ詳しくなれましたが、この本だけ読んでもAIを使えるようにはならないので、時代に置いて行かれないためには今後も勉強していく必要がありそうです。

 

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○「N」 道尾秀介 集英社 2021年

 

【あらすじ】

独立したようで絡まり合う6つの物語。読む順番で世界が変わる。

 

【感想】

フラッと立ち寄った本屋で、職場体験の中学生が頑張ってバナーを作って宣伝していた小説。面白そうだったので図書館で借りて読んでみました(宣伝に惹かれておいて購入はしない人間のクズ)

「6本のショートショートを好きな順番に読んで良い、6!=720通りの読書体験を」というのがコンセプトのようで、じゃあということで好きな順番に読ませていただきました。それぞれが独立した話であることを表現するためにSS1本おきに文章が上下逆さになっているのは面白いなと思いました。表紙もそういうことかぁって。

 

内容については、率直な感想を言うと個人的には別にそんなかな…という感じでした。

6本のSSの中で登場人物や出来事がリンクする瞬間がたくさんあり、というかそれがテーマの本だと思うのですが、それらのリンクが物語にすごく意味を与えているわけではなく。それぞれのSSもつまらなくはないですが、心が燃え上がるほどのものでもなく。強いて挙げるならペット探偵を尾行する女性刑事の話と、ターミナルの母のために奇跡の石を探す少女と看護師の話は面白かったです。

中学生くらいのときに劇団ひとりの「陰日向に咲く」を読んだときは、短編の登場人物がふわっとリンクする読書体験をとても面白く感じた記憶があるので、本がつまらないというよりは僕が対象年齢じゃなかったのかもしれません。あるいは運悪く読後感が微妙な1/720を引いてしまった可能性もあるか。

 

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○「わたしの知る花」 町田そのこ 中央公論新社 2024年

 

【あらすじ】

ある日、公園に突然現れるようになった絵描きの老人。

町の年寄りは「あいつは葛城平っていうんだ。昔この町に住んでいた。」と語る。

親友を傷つけ悩む女子高生、過干渉に距離を置いていた母親が亡くなったOL、同居の家族から煙たがられる祖父、不妊に悩む大家、そして平と関係のある1人の女性。

それぞれの目線から語られる、葛城平の人生とは。

 

【感想】

読書に関してかなり信用可能な友人がXで爆推ししていた本。メルカリのポイントが余っていたので購入しました。

下半期に読んだ本で一番よかったです。上述した5人の目線から語られる葛城平は非常に不器用でしかし非常に優しく、その優しさが直接、あるいは間接的に5人の物語に作用して良い方向へ導いていくような内容で、読んでいるこちらも心が温かくなりました。

色々頑張ってみましたが何を書いても野暮になりそうで上手く書けなかったので、日常に優しさが足りないと感じる方は是非読んでみてほしいです。

 

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以上です。

ここまで読んでくださった皆様に、何か気になる一冊がありましたら幸いです。

それでは、駄文ここまでお読みいただきありがとうございました!

【オタク語り】いまさらHUNTER×HUNTERの新アニメを全話見た

お久しぶりです。なずなです。

 

Amazonのprime videoで少し前から配信されているHUNTER×HUNTERの新アニメ。

空き時間でちょこちょこ消化して、先日やっと全話視聴完了しました。

 

せっかくなので感想でも書こうかなと思い記事を立ち上げた所存です。

先に結論から述べると下馬評ほど悪くなかったです。むしろよかった。

一方で、一部で流れる不評の理由も分かるなという気持ちもあったので、そのへんも合わせてマンガ、旧アニメ、新アニメ全て履修したファンの私見を垂れ流していこうと思います。

※一応注意ですが以降アニメ化したところまでのネタバレを含みます

 

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まず新アニメの良かった点と今ひとつだった点をまとめると以下のようになります。

 

【良かった点】

キメラアント編以降

 

【今ひとつだった点】

それまでの全て

 

 

まずよかった点についてですが、キメラアント編以降、特にキメラアント編は非常に丁寧に作られていて素晴らしかったです。

中でもメルエムのコムギに対しての心情の変化の描写は本当に素晴らしく、展開を知っていてもなお改めて心を動かされました。生まれてきた理由を知るメルエムとそこから始まる特殊EDはずるいよホントに。

HUNTER×HUNTER30巻(冨樫義博)

 

また、アクションシーンについてもキルアvsレオル陸軍の樹上乱戦や、宮殿突入後のユピー戦など気合い入っているなと感じました。ユピーに殴りかかるナックルとナルカミのシーンもかっこよかったです。殴りかかるナックルのスローを背景にした400文字以上のモノローグはアニメでより丁寧に描写されており笑えました。

まあアクションシーンについてはそれまでの全ての方でも随所で頑張りが見られていたと思うので、全体としてよかったと思います。

よく旧アニメの方がオーラの描写がかっこいいなどと言われたりしますが、新アニメも悪くないと思います。キルアの電気かっこよかったです。

「新版は死のにおいが足りない」という意見に関しても、コンプライアンスが日々厳しくなるこのご時世でよくやってたと思います。ポックルの脳クチュもちゃんとやったし…あっあっ…

 

シーンのカットも、キルアに屁をかけた兵隊アリがミイデラゴミムシのキメラアントだということとかヂートゥの新技の名前が紋露戦苦(モンローウォーク)だということとか、本当に不要な部分のみの最小限に止められており、違和感なく見ることができました。なんならマンガだと少し分かりづらかった部分に補足の描写が加えられてる部分もあり、そのあたりも非常に愛を感じました。

唯一ひっかかった点についてはそれまでの全ての方に関係するため後述しますが、全体としてキメラアント編以降はとてもよかったです。

 

 

 

続いて今ひとつだった点についてですが、1話からグリードアイランド(GI)編終了までは気になる点が非常に多かったです。

 

まず全てに通じる点として「異常なハイペース」ということが挙げられます。

キメラアント編以降の丁寧さを考慮すると、恐らく「既にアニメ化された部分はある程度かっ飛ばしてキメラアント編以降をしっかりやろう」みたいな事情があったのではないかと邪推するのですが、ハンター試験編~GI編はものすごいスピードでストーリーが展開していきます。そのせいで会話の間やテンポがかなり犠牲になっている印象を受けました。

 

例えばヨークシン編のこのシーン

HUNTER×HUNTER 12巻 冨樫義博

このシーンではベーチタクルホテルでの停電→暗闇の攻防のスピーディーな展開が終わり、一転落ち着いた動きのない場面にうつろうとするところでシズクが「団長は…?」と気づくのですが、マンガでは団長がいないことに気づくまでに「…?」の吹き出しやキョロキョロするシズク、空白のコマまで使用してたっぷりと間が取られています。この間の取り方によって、動→静の空気の対比と次の展開の予感が演出されていると素人ながら感じるのですが、一方でアニメ版のこのシーン(57話)ではシズクが「そうね、あれ、団長は?」と一息で言ってしまいます。その結果、(主観ではありますが)なんかフワッと団長が消えたような、あれ団長トイレ行った?みたいな空気になってしまっていると感じました。

 

このように、テンポ重視で細かい部分の間が詰め詰めになっていることで、原作の空気感を表現できていないと感じる場面が散見され、とてももったいなく思いました。アニメよりマンガの方が間の表現が上手いのは流石におかしいって。冨樫マンガ上手すぎるか?

 

 

また、間の部分だけでなくシーンカットについても気になる点がありました。

これに関しては特にGI編についてなのですが、GI編では例えば以下のようなシーン(他にもありますが)がカットされています。

・最初の街でパスタを食べたお会計を紙幣で払おうとして「カードの状態じゃないと支払できないよ」と怒られるシーン

・その後、カードで支払をしたらお釣りのカードだけでもフリーポケットが大分埋まってしまうと気づくシーン

・月例大会で勝った後にスペルカードから真実の剣を守るシーン(シャッフルガード法やフルポケットガード法)

・何回も木を殴ってキングホワイトオオクワガタを大量ゲットしようと画策するも3枚しかカード化できなかったシーン

・キルアが金粉少女を救出した後、ゴンとビスケがもう一度館に忍び込んだらまた金粉少女が捕まっていたという小話

ツェズゲラがSSレアカード「一坪の密林」を入手した経緯

 

これらのシーンはたしかにストーリー進行上不要なのですが、「手探りでゲームを攻略している感」の描写としては非常に意味があったのだなと、これらが全カットされたアニメを見て感じました。

こういうゲームを楽しむ余白のシーンがカットされた結果、グリードアイランドはゴン達によって非常に効率的に攻略されていくため、修行パートも含めてRTAを見ているような感覚になりました。ドッジボール編なんかはすごくよかっただけにそのあたりがちょっと残念でした。

 

 

また、先述したキメラアント編唯一のひっかかった点もシーンカットに起因するのですが、新アニメでは謎カットによりなんと1話でゴンとカイトが会いません。それにより何が起こるかというと、GI編終了後にカイトの元に飛んだゴンとカイトがまるで初対面のような反応をし、しばらくしてから「あれ、よく見たら…」とお互いを思い出すというシーン改変が発生します(76話)。

この改変によって、ゴンにとってカイトが「旧知の関係」ではなく「そういえば昔助けてくれた人」くらいの存在になってしまい、アニメだけ見ているとカイト救出のために一人で盛り上がるゴンの感情の起伏に説得力が足りなくないかと考えてしまいました。

HUNTER×HUNTER 26巻 冨樫義博

マンガだと「ゴン…」となるシーンだが、アニメだと「お前も言うほどカイトとの関係値高くなくない?キルアと似たようなもんじゃない?」とか考えてしまう

 

 

このように、一見不要なシーンをカットしたことによって、余白の楽しみが減ってしまったり、ストーリーに改変が生じてしまったりしていることは惜しい要素だと思いました。キメラアント編までやる事が決まっていたならカイトの部分はカットしちゃいかんと思うんだけどな…

 

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以上になります。

つらつらと書いてきましたが、全体的にはとてもいいアニメだったと思います。

少なくとも見て損はないです。久しぶりにHUNTER×HUNTERをもう一周できて楽しかったです。

個人的な感想を総括すると

・漫画勢はキメラアント編だけでもぜひ見よう

・アニメ勢は漫画もぜひ読もう

となります。

年末年始の暇な時間、プライムビデオで見られる今がチャンス!

 

 

それでは、駄文ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

【備忘録】2024年上半期読んだ本まとめ

こんにちは、なずなです。

 

社会人になってから数えるくらいしか本を読んでいなかったのですが、実は今年に入ってから意識して読書量を増やしています。

 

ということで今回は備忘録がわりに、上半期に読んだ本をレビューしていきます。よろしくお願いいたします。

 

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堀江敏幸 「なずな」 集英社 2011年

 

【あらすじ】

40代独身の主人公が、体調を崩した弟夫婦のために生後2か月の姪っ子のなずなちゃんを預かることになる話。近所の小児科のおじいちゃんやその家族、職場の人達、スナックのママ、地域の方々と関わりながら、男はなずなちゃんと一緒に日々を過ごしていく。

 

【感想】

子どもができるにあたり知り合いにオススメされた一冊です。タイトルがハンドルネームと一緒でちょっとむずがゆい。

非常にあたたかい気持ちになる小説でした。ストーリーに大きな山はなく大きなオチもないのですがこの小説はむしろそれがいいまであると思います。いい意味で読んでいてハラハラしないというか。

本自体はそれなりの厚さですが、作中で流れる時間はせいぜい数ヶ月程度であり、ゆっくりとした時間の流れの中でなずなちゃんのかわいさや育児の楽しさの発見、まわりの人達のあたたかさが非常に叙情的に描かれています。読み終わったときには「この人達はこの街でこれからも生きていくんだ」というのがしっかりと伝わってくる。こういう小説は今まであまり読んでこなかったので、新鮮でした。

また、2011年の小説だからかスマホがまだなく、人との関わりとか生活感の描写がなんとなく平成のあの頃の雰囲気なんですよね。アパートには一部屋和室があって、そこに赤ん坊を寝せてみたいな。それがまた懐かしい気持ちにさせられました。

個人的に特にお気に入りだった描写は「赤ん坊はミルクを飲んだ後明らかに飲んだミルク分よりも重みが増しているように感じる」というものです。これめっちゃ分かる。

 

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○ユヴァル・ノア・ハラリ 「サピエンス全史(上・下)」 河出文庫 2023年

 

 

【感想】

少し前にアメトークの読書芸人やその他メディアなどでも取り上げられた本。

本屋で平積みされているのが目に入り、興味あったので購入しました。

有史以前、アフリカで発生した祖先の頃から現在までの人類の歴史がわかりやすく紐解かれて説明されています。ゴリゴリの理系、世界史中卒レベルのなずなちゃん(アラサー)でもとても興味深く読むことができました。

普段フィクションの大衆小説ばかり読んできた僕にとってこういうジャンルの本はまたしてもほぼ初めてだったのですが、その最初の一歩としてはいいチョイスだったのではないかと思います。

 

上巻で面白かったのは、「人類は文化や宗教などを含めた『虚構』を共有出来ることによって最強となった」という部分です。面識がない人でも共通の神話を信じてさえいれば協力しあえ、それが膨大な人数となっても秩序を維持できた=大集団となって繁栄していったということのようです。ここでいう「神話」とは本来の意味での宗教的なものもそうだし、「法」や「人権」などのこの世に存在しない虚構も含まれます。

古代ローマ人と現代人に生物学的な違いは何もないが、信じる虚構(文化)が違うから営む生活が全然違う」というのも面白かったです。私たちが休暇をとって観光名所を見に行ったりリゾート地にバカンスに行ったりするのは、「それを素晴らしいこととする文化」を皆で信じているからにすぎず、昔の人達が信じる文化では誰もそんなことをしたいなんて思ってなかった(から誰もしてなかった)みたいな話は目からうろこでした。

 

そんな虚構の中で最大のもののうちの一つが「貨幣」なのかなと思うのですが、下巻では貨幣経済の成長やエネルギー革命との関連、また何故ヨーロッパが大航海時代を制して地球をリードするようになったのかなどの話が興味深かったです。

経済ってなんで成長し続けるの?みたいな話も非常に簡単に説明されており、勉強になりました(小並感)

そろそろいい大人なので、今後も小説だけじゃなくてこういうジャンルの本を読んでいきたいなと思っています。

 

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○永井紗耶子 「木挽町の仇討ち」 新潮社 2023年

 

【あらすじ】
江戸の町、木挽町にある芝居小屋の裏でとある男の仇討ちが完遂される。
仇討ちをしたのは地方の武家の長男。父親の仇として討たれたのはその屋敷の元使用人。
それから幾ばくかの後、仇討ちを完遂した少年の手紙を携えて1人の武士が芝居小屋を訪れ、人々に当時の様子を尋ねていく。
芝居小屋の面々の話から、当時の少年の思いや仇討ちの全貌がだんだんと明らかになっていく。

 

【感想】
昨年の直木賞山本周五郎賞をW受賞した作品。母からすすめられて図書館に予約しにいったのが昨年の12月のことなのですが、7冊の蔵書に対してなんと120人待ちの状態であり、半年待ってようやく順番が回ってきました。ちなみに回ってきた段階でも後ろに100人待っていました。

 

話の構成が非常に巧みで面白い小説でした。

物語の冒頭では仇討ちのシーンがしっかりと描かれ、衆人環視のもと少年によって仇討ちが成し遂げられます。
その後、少年が江戸でお世話になった芝居小屋の人たちの話から当時の状況が少しずつ明らかになっていくのですが、その情報の出し方が絶妙で、読み進めていくうちになんとなく感じる違和感が自然に膨らんでいき、ページをめくる手がだんだん止まらなくなっていきます。

また、芝居小屋の人たちがそれぞれ自分の身上も語ってくれるのがすごくよかったです。登場人物全員に愛着をもちながら読むことができました。
多分そのうち映画化されると思います。どいつを大泉洋にやらせるかが悩みどころ(個人の意見です)。

 

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綾辻行人 「十角館の殺人」 講談社 1987年

 

【あらすじ】
家主とその周囲の人間が謎の不審死を遂げたとある孤島の十角館。とある縁からミステリー同好会の執筆合宿でそこに訪れた一同。
絵に描いたようなクローズドサークルで起こる殺人の犯人は一体だれなのか。

 

【感想】
Huluで映画化されたのをCMで見て気になって読んでみました。「どうやって映画化するの!?」とか言われると気になりますよね。
1987年の小説なので流石に内容に少し古さは感じましたが、Huluの配信宣伝ポスターにも書かれている「あの一行」には唸らされました。
ミステリーの面白さにはフーダニットの部分もそうですがホワイダニットの部分も重要だと思っていて、今作ではその要素が「手首が切り落とされた死体」だと思います。
殺すだけでいいはずなのになぜ苦労して手首を切り落としたのか。これに関しては昨年読んだ夕木春央の「方舟」に登場する「頭が切り落とされた死体」にも通じるものがありましたが、やっぱりちゃんとした理由が明かされると面白いなぁとなります。

映像化は実際かなり気になりますが、どうやったんでしょう。

 

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東野圭吾 「クスノキの番人」 実業之日本社 2020年

【あらすじ】
ひょんなことから遠縁の親戚に引き取られ、大きなクスノキの生える神社の管理人をさせられることになった主人公。
そのクスノキには、夜になるとときどき特別な参拝客が祈祷に訪れる。

 

【感想】
東野圭吾がたまに書くハートフルなミステリー。「ナミヤ雑貨店の奇蹟」とかね。
文庫化と続編刊行の話を見てから気になっていたのですが、運よく予約なしで借りられたため読んでみました。
何も知らない主人公視点が読者視点となり、クスノキを通じた繋がりがだんだん分かっていく前半と、それをうまく活かしたヒューマンドラマ主体の後半の構成になっています。
辻村深月の「ツナグ」を東野圭吾が書くとこうなる、みたいな話でした。いい話の中でも一本とりにくるというか、「あーなるほどね!」って言わされました。
5月に発売された続編「クスノキの女神」も是非読みたいと思ってるのですが、図書館の予約は驚きの500人待ちだったのでどうしようかなといったところ。

 

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○アンデシュ・ハンセン 「ストレス脳」 新潮社 2022年

【感想】

同著者の「スマホ脳」が非常に面白かったため、もう1冊と思って購入した本。

・幸福な気持ちが長続きしない理由、嫌なことはずっと覚えてる理由

うつ病パニック障害はなんで起こるのか

うつ病と肥満の関係、うつ病感染症の関係

・なぜ運動がメンタルによいのか

みたいなことを精神科医の著者が医学的、生物学的な観点からわかりやすく説明してくれています。「不安を強く感じるのはあなたが悪いのではなく人間がそういう生物だから」って理屈こみで書かれてるのが特に素晴らしいなと思いました。悩んでる人に教えてあげたくなるような話でした。

あとは「あらゆる研究をどういじわるに解釈しようとしても運動することは明らかにメンタル面の健康にいい」とか、「でも運動したくない~って怠惰な気持ちが芽生えるのも、余分なエネルギーを節約しながら生き延びてきた人類にとって当然の思考。本能に負けるな」とか、現代社会を健やかに生きるために知っておきたい知恵が沢山盛り込まれていると感じました。

スマホ脳」と合わせて、現代人にオススメの本だと思います。

 

 

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○岡崎勝、宮代真司 「子どもに語る前に大人のための「性教育」」 ジャパンマシニスト社 2022年

【感想】

今住んでるマンションのエントランスに置いてあった本(定期的にラインナップが入れ替わる、ご自由にお読みくださいみたいなやつ)

子どもの性教育について(まだ遙か先の話ではありますが)妻と話したりしたこともあり、ちょっと気になったので手に取ってみました。

 

流し見でざっと読んだだけですが、結構面白かったです。

・今の親や学校教育では真の性教育は教えられない。関係ない大人だからこそできる教育がある。

・重要なのは「性愛」、すなわち相手と同じ時間や思いを共有し、一つになる感覚。その感覚を得ないまま大人になると、損得や利害で恋愛を考えるようになりがち。

・その感覚は幼少期に一緒にキャンプファイヤーを囲んだり、友達同士でこっそり規則を破って何かをするときなどに育まれる。どれも今の子ども達は経験しないようになりつつある。

マッチングアプリは時代の変化から仕方ない部分もあるが、上述の「性愛」の本質からはかけ離れたもの。互いに互いを代替可能な「属性」で見がちなのがよくない。「高学歴で収入がいいから好き」ではなく「なんとなく説明できないけどあなただから好き」というものが性愛の本質である。

 

みたいな事が書かれています。著者さんの事はよく知らないし、上記を含め「ちょっと飛躍しすぎでは」みたいな事も書かれていますが、何人かでこっそりちょっと悪いことをしているときのドキドキを共有する一体感はたしかに分かるなという思いもあり。

詳しく語れるほどこの手の話に精通していないのでこのへんにしときますが、こんな考えもあるんだなと思う足がかりになる本ではあると思いました。興味がある方は是非。

 

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○アンディ・ウィアー 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」 早川書房 2021年

 


【あらすじ】

目が覚めると窓のない円形の部屋の中。身体は思うように動かず、記憶は混濁していて自分の名前も思い出せない。部屋の中には自分が寝ていたもの以外に2つのベッドがあり、それぞれに横たわるミイラ化した死体。重い身体を動かして部屋を出ると、隣の部屋は様々な実験器具が置かれたラボであった。なぜか知っている物理の知識をフル動員して振り子の実験を行った結果、この部屋は重力加速度が9.8m/s^2を大きく上回っていることが判明した。このことから導き出される結論は一つ。

ーーーどうやらここは地球ではないらしい。

 

【感想】

映画「オデッセイ」の原作である「火星の人」の作者アンディ・ウィアーのSF小説

twitterで誰かが爆推ししていたのが目に入ったため借りてみました。

これから読む人には可能な限りネタバレなしで読んでほしいので感想を書くのが非常に難しいですが、ガッチガチの宇宙モノのSFで、めちゃくちゃ面白かったです。これくらいは表紙見れば分かるからええやろ。

前述した【あらすじ】部分が1章なのですが、この時点で非常に引き込まれました。ここから少しずつ色々明らかになっていく脱出ゲーム的な面白さを秘めた序盤と、その上で何をすべきかという冒険ものの中盤、最後に決断を迫られる終盤、全てにおいて隙のない面白さでした。豊島将之か?

特に6章あたりの最後に主人公が「うっそだろう!?」と叫ぶシーンでは僕も読みながら「え~嘘でしょ~!!」とニヤニヤつぶやいてしまいましたし、終盤の23章あたりの展開には非常に胸が熱くなりました。

映画化の話が出ているらしいですが、非常に「分かる」って感じです。小説を読みながらスクリーンの様子が思い浮かぶくらい映画映え、エンターテイメントを意識した話になっていると思いました。最高の読書体験でした。

 

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以上です。

皆様の食指にかかるような本が何か一冊でもあれば幸いです。

それでは、駄文ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

昔読んだ星新一のSSの思い出と、近未来のマッチングアプリに関する予想

お久しぶりです。なずなです。

140文字じゃ収まらない思索がふわふわと浮かんだので、ブログに残しておこうと思います。あらかじめ言っておきますがジャンルはエンタメです。よろしくお願いします。

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星新一の傑作SS「はい」

星新一をご存じだろうか。ショートショート(以下SS)という、数ページで完結する短編をメインに執筆していたSF作家で、wikiを見ると「SSの神様」なんて呼ばれていたりもするお方である。

個人的には小5~中学生くらいの頃にハマって読みあさっていた時期があり、たった数ページにもかかわらず起承転結がしっかりしていて、オチで皮肉の効いたどんでん返しが綺麗に決まるその読み味が大好きだった。最近ちまたでは「5分後に意外な結末」というタイトルのSS集が流行っているらしいが、それが流行るなら星新一も再評価されてほしいなと思う次第である。

そんな星新一のSSの中で、最近ちょっと思い出したのが「はい」という作品だ。

どのくらい知名度のある作品かは分からないが、あらすじは以下の通り。

 

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AIによってあらゆるものが管理されるようになった世界。

人間は生後しばらくすると耳にイヤホンをつけられ、そのイヤホンからはあらゆる指示が流れてくる。

「起きろ」「顔を洗え」「朝食を食べろ」「出勤しろ」

それらの命令に男は「はい」と答え従っていく。声に従うことに疑問を覚える時期もあったが、従ってさえいれば全てが上手くいき、安定した生活がおくれるということは認めざるを得ず、次第に全ての命令に従うようになっていく。

ある日、

「○月○日に××にいる女と出会え。そいつと結婚しろ。」

と指示されその通りの場所へ向かうと、向こうもイヤホンから指示されたであろう女性が立っており、言われたとおりにその人と結婚する。結婚生活も特に問題なく安定する。

「子どもをつくれ。育て方は指示する。」

「はい」

「子どもが○歳になったらイヤホンをつけろ。」

「はい」

そうして長らく過ごし、ある日男は病にかかる。

「今度の病は助からないぞ。遺産の整理をしろ。」

遺産相続を行う。

「妻と子どもに別れの挨拶をしろ。」

別れの挨拶をする。

「さあ、いよいよ死ぬぞ。」

イヤホンから聞こえてくるその音声に男はこう答える。

 

「はい」

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いかがだっただろうか。

今調べてみたところ、このSSが収録された本は昭和55年に出版されていた。その時点でAIによる管理社会を予想したこんな作品を書けるというのは驚きの一言である。星新一は他にも未来の予想をたくさん的中させていると言われており、例えばこのSSが収録された「ひとにぎりの未来」という短編集に同様に掲載されている「番号をどうぞ」でも、たしかマイナンバー制度に翻弄される人間が見事に描かれていたと思う。興味があったら是非読んでみていただきたい。

星新一. 「ひとにぎりの未来」 新潮文庫 1969年. 

 

 

話を戻すが、なぜ今こんな昔のSSの話をしているのか。別に現代社会がこうだと言うつもりはないし、流石にここまで人類が思考能力を失った管理社会はそう簡単には訪れないと思う。今際の際に「はい」なんて言われたら、五条悟じゃなくても「言葉を選べよ」と言いたくなるであろう。

しかしながら、全体としてここまでは行かずとも、マッチングアプリに関しては近い将来にこのくらいまでいくのではないか、というのが今日の本題である。

 

 

子供がどんどん減るジャパン

本題に入る前にそこに至ったまでの枝葉の話をしようと思う。まずは日本の少子化がどんどん進んでいるという話からである。なんか聞くところによると韓国とかもっとやばいらしいが、一旦下は見ないで国内の話をする。

2023年の国内の出生数は75万8631人だったそうだ。

2016年に100万人を割った事が印象的だったが、そこから7年でなんと3/4近くまで減少してしまっている。厚労省のデータ※1を見ると110万を割ったのが2005年であり、そこから11年くらいは100万台で横ばい~微減くらいだったようなので、直近7年の急落っぷりは凄まじい。

その原因の考察として、「2020年以降の数年間、コロナ禍で婚姻数が大きく減少したことが原因と思われる」というものがあった。曰く、婚姻数の減少から2~3年の後に出生数の減少が起こるらしい。まあ感覚的には分かる話である。

細かく話しだすと政策が~とか働き方が~みたいな話にも波及してしまうので、「出生数を増やすには」という馬鹿でかい議題で論じるつもりはないが、少なくとも婚姻数が増えれば多少なり子どもは増えるかもしれないらしい。では、最近の婚姻数は実際どうなのだろうか。

 

婚姻数も減るジャパン

ということで婚姻数について調べてみたところ※2、2023年の婚姻数は48万9281組であり、戦後で初めて50万組を割ったらしい。過去10年くらいの人口動態統計をチラ見すると、こちらも単調減少でこそないものの、長い目で見たら着実に減少してきている。

 

ところで先ほど婚姻数減少の理由にコロナ禍が挙げられていたが、この推移を見ると正直これにはやや疑問が残る。

たしかにコロナ禍も、間違いなく直近数年の婚姻数および出生数急落の一因ではあるのだろうが、過去10年のデータからは、婚姻数の減少という大きな流れはコロナ禍があろうがなかろうが少しずつ進んでいたように思われる。

その原因はなんなのか。そういえば「若者の結婚観が変化し、結婚を選ばない人が増えてきた」みたいな話も聞いたことがあるが、それが原因という可能性はないだろうか。

 

 

意外と結婚希望者はいるジャパン

ということで若者の結婚離れが本当にあるかどうか調べるために、今度は結婚願望についてのアンケートを調べてみた。

内閣府の令和3年のアンケート※3では20代男性の55%、女性の65%が「結婚願望あり」と回答しており、30代では男女ともに45%が「結婚願望あり」と回答している。

マイナビウェディングの2023年アンケート※4でも「結婚願望あり」は20~40代全体で60%、20代だけなら80%であった。同サイト調べでは、「結婚願望あり」は少なくとも2021年から少しずつ減少傾向にはあるようなので、若者の結婚離れは多少あるのかもしれないものの、まだ若い世代は半数以上が結婚願望を持っているようである。ちなみにそのほかの企業が公開している類似のアンケートでも概ねその傾向は変わらなさそうであった。

本記事のジャンルはエンタメなのでこのアンケートの信憑性までは担保しないが、体感レベルではそう外れてもいないように思う。少なくとも私(アラサー)の周囲の同年代の独身者は、男女問わず多くが「誰かいい人いないかなぁ~」と言いながら日々を過ごしている。

 

では実際に結婚願望のある独身者はどのくらいいるのだろうか。

2020年の国勢調査※5※6を見ると独身率と世代別人口が分かるため、それと先の内閣府の調査結果※3を照らし合わせることで「結婚願望のある独身者」を推計してみたところ、男性約500万人、女性約450万人という結果が出た(表1)。20代だけに絞っても男女ともに300万人は結婚希望者がいるという計算結果である。

これだけいれば流石にどこかに「誰かいい人」はいそうな気がする。

 

表1 2020年国勢調査 2021年内閣府アンケートを基に作成

 

まあこの計算もかなりどんぶり勘定ではあるのだが、本記事のジャンルはエンタメなので細かい事は気にしないでこのまま進めていく。

男女ともにそれなりの数の結婚願望者がいるという試算結果が出てしまったため、若者の結婚離れだけに婚姻数低下の理由をまとめて押しつけることは難しいように思われる。

 

では婚姻数の低下はなぜ起こっているのか。

 

ここから先は持論だが、思うにそれは恋愛より圧倒的に手軽で楽しいことができてしまったことが原因ではないだろうか。

 

 

娯楽に溢れる現代社会を爆速でのし上がった娯楽の王

こんなことは言うまでもないのだが、令和のこの世界は娯楽に満ちあふれている。

ゲーム、マンガ、テレビ、映画、インターネット、etcetc...

娯楽に溢れすぎた結果、最近はもうテレビが淘汰されはじめているという話まであるのだから驚きである。私が子どもの頃は、テレビを購入しないことを選択する家庭が現れるなんてとても考えられなかった。

そんな世の中において、2010年頃に出現してからあっという間に娯楽の頂点に君臨したのがスマートフォンである。

 

私(アラサー)が大学に入学した頃はまだギリギリ赤外線でメアドを交換していたような記憶があるので、スマホが本格的に普及しだしたのは2013年くらいからだと思うのだが、それからたった10年で、現在スマホは私たちの生活の一番深いところに完全に根ざしている。

電車やバス、ファミレス、病院の待合室などであらためて周囲を見渡すと、老若男女問わず猫も杓子もスマホをいじっている。

スマホはもはや俺の臓器」なんて歌った歌※7が昔あったが、今日それを笑い飛ばせる人間はほとんどいないのではないだろうか。

 

最近読んだ本※8によると、スマホというものは非常に効率的に私たちの脳を刺激してくるらしい。曰く、「情報を得ることでサバンナを生き抜いてきた私たちの脳は『新しい情報』を得ることに喜びを感じ、もっと言うと『新しい情報があるかもしれない』と探すことに喜びを感じるようにできている。」

この「喜び」とは「ドーパミン」であり、つまりスマホをいじって新しい動画や情報なんかを探しているとドーパミンが短時間でたくさん分泌されるというのである。

こちらについても別に信憑性を担保はしないが、スマホの通知が気になって仕方ない」とか「さっき更新したばかりなのにX(旧twitter)のTLを永遠にカシャカシャ更新し続けてしまう」とかyoutubeのオススメ欄を見てたら日が暮れていた」とかそういうスマホあるあるをいくつか思い浮かべるだけでも、個人的には非常に納得できてしまう話だと思う。

実際そういう目で見てみると、googleのオススメ記事やyoutubeのショート動画、instagramのリール動画など無限にスクロールできる系のギミックを組んでいるサイトは最近非常に多く、「次の動画は面白いかも」と私たちがドーパミンを出しながら無限にスクロールすることを想定して作られているような気がしてくる(ちなみに同書※8にも似たようなことが書かれている)

 

そんな私たちの新しい内臓ドーパミンをどぱどぱ出すようになった結果、近年の私たちは長期的に何かに取り組む集中力が落ち、短期的な娯楽でないと我慢できない身体になりつつあるらしい。

youtubeの動画は1本が10分前後。20分を越えると再生数が落ちるという話を聞いたこともある。ショート動画なら30秒に1回ドーパミンチャンスである。

ソシャゲはもとより、テレビ(PC)ゲームも最近は1回5~10分くらいで完結するPvPが流行っているように思われる。これもそのような背景に即した変化なのかもしれない。

 

そうした変化の末、私たちはまず数時間集中して本を読むことが出来なくなり、次いで30分集中してアニメを見ることが出来ず倍速視聴するようになり、しまいにはお風呂にただつかる10分に耐えきれず風呂にスマホを持ちこむようになる。

「時間がもったいない」「効率が悪い」と言いながら上記のような「時短行為」をしている人達は、それによって浮いたはずの時間で自分が何をしているかあらためて考えてみてほしい。時間貯蓄銀行にでも預けたつもりになってはいないか。現代の「灰色の男たち」は多分スマートフォンの形をしている。※9

 

 

読書ができない私たちは恋愛ができない

スマホドーパミンでしゅごいのぉぉぉ!!と説明したところで、話を結婚に戻す。

これから話すのは要するに恋愛には時間と集中力がいるという話なのだが、それを考えたきっかけは、久しぶりの友人との再会であった。

 

今年の頭に、関東に住む友人と数年ぶりに飲みに行く機会があった。お互いの近況報告をしながらしばらく歓談していたら、その友人が婚活中で、最近マッチングアプリに登録したというとてもよい酒の肴興味深い話が飛び出してきた。

彼が登録していた「東○レデート」は、流れてくる異性のアカウントに良いなと思ったら「いいね!」を送り、すごく良いなと思ったら課金アイテムの「花束」を送るという、恐らくよくあるシステムのマッチングアプリであった。課金アイテムの「花束」の本数を好きに増やせるのがよくできているなと思ったりもしたが、アプリを見せてもらったなかで私が最も衝撃を受けたのは紹介される異性の数の膨大さであった。

「首都圏で同世代(たしか±5歳くらいだった)の異性」で検索したところ、無数の美女がバーッと表示されたのである。皆一様に美人で楽しげな写真をアイコンにしており、ぱっと見の印象ではじける人は本当に少ないと感じた。もちろん選択肢が多いという意味でそれらは喜ばしい事ではあるのだが、検索結果の下スクロールは終わることがなく、誇張でなく私にはそれが無限択に見えた。検索条件を私や別の友人の住む田舎に変更したら途端に有限択になったみたいな悲しい余談はあるのだが一旦置いておく。

「この無限択の中からどうやって気になる異性を見つけるのか」と友人に尋ねたところ、「とにかくまずはフィーリングでいいねをつけていき、マッチ(双方いいねをつけあった状態)した人とメッセージを送りあう。その中で波長があった人とデートの約束をする。」とのことであった。いいねの段階で細かい吟味は正直不可能なため、マッチしてもお互い「なんだっけこの人」となりメッセが続かず終わることも多々あるらしい。結果として、その友人が実際に会うところまでいったのはまだ数ヶ月で数名とのことであった(ただしこれは友人が仕事で多忙なのもある)。

 

生涯の伴侶を探すのだから当然といえば当然なのだが、なかなかの労力である。大量の異性の写真とプロフィールをチェックして選別(言葉が悪いがご容赦いただきたい)、マッチした人達とのやりとり、その中からさらに選別、デートまでこぎつけたら日程調整やデートプランの検討…10分で飽きちゃう現代人にこれら一連の作業はなかなかハードルが高いのではなかろうか。

これは別にマッチングアプリに限った話ではないが、恋愛というのは考えることが多い。日々のLINEでのやりとり、デートのプランと日程調整、身だしなみのチェック、話のタネのチェック、加えて「恋の駆け引き」とかいうクソゲー奥ゆかしい関係性のことまでときに考慮する必要があったりする。熱中しているときはそんなものは苦労に入らずむしろそれが楽しかったような気もするが、冷静に考えると結構な手間である。

先述の本※8によると人間は子孫繁栄のためにそんな恋愛に対してもちゃんとドーパミンが出るようになっているらしいが、そんな面倒なドーパミンはもうスマホを得た我々の求めるものではない。日々の仕事で疲れて帰宅した後にそのような面倒なことに労力を割くくらいならば、夕飯もほどほどにyoutubeSNSを見たり、ソシャゲに興じたり、友人とオンライン対戦ゲームで遊んだりする時間の方がよほど気楽でしかもドーパミンたっぷりなのである。恋愛の優先順位が落ちるのも当然かもしれない。

そう考えると、私の周囲で耳にする「誰かいい人いないかなぁ~」も腑に落ちる気がする。まさしく恋愛をする気はあるが、優先順位が下がっている人の発言ではなかろうか。

 

多忙な日々の中で婚活をしている友人によい相手が見つかることを心から願っている。

 

 

優先度-1の婚活に求められるもの

私たちの恋愛の優先順位が下がっている可能性について述べたところで、それを踏まえた対応策を考えていく。恋愛の優先順位が下がった若者に恋愛→結婚をしてもらうにはどうすればよいだろうか。

簡単なのは「恋愛の優先順位をあげる」ことであるが、これは正直本人のやる気次第としか言えないので、今回は次善策として「優先順位が低い状態でもできる婚活」を考えたい。

「優先順位が低い状態でもできる婚活」に求められるものはただ一つで、日常の中で優先順位が高い娯楽の時間は維持しつつ、その合間でできるということである。

 

話をマッチングアプリに戻すが、例えば先の「東○レデート」において、最も労力・時間がかかるのはどの行程だろうか。個人的にはそれは無限択からの選別の部分だと思う。

物件、家具、家電、保険、旅先の宿、食事etcetc…、あらゆる物事について言えることだが、何かを比較検討して吟味するという行為は非常に時間と思考力、エネルギーを要する。「無限択からの選択」を「有限択」、可能なら「数択」くらいまで削ればそれだけで大分話は楽になるだろう。

では、物件、家具、家電、保険、旅先などの場合、比較検討するのが面倒くさいときや簡単に選択肢を絞りたいときに私たちはどうしているだろうか。

 

答えは簡単、「誰かにオススメされたものにする」である。

 

 

ぼくのかんがえたさいきょうのまっちんぐあぷり

ということで、とうとう冒頭に赤文字で書いた本題である。前置きが長すぎる。

私が考える未来のマッチングアプリ「AIが自動でお相手をオススメしてくれる」アプリである。

ユーザーは最初に自分の基本情報と詳細な趣味趣向を登録する。

そうしたら後は、AIが定期的に「この人どうですか~?」と相性の良さそうなアカウントを数人分提示してくれる(提示の間隔や人数はやる気に応じて調節可)

ユーザーは、その提示された相手の中でいい人を選んでいく。

 

どうだろうか。これならば自分は無限択から解放されながらも、AIが代わりに無限択を吟味してオススメしてくれたという満足感まで得ることができる。

 

AIによるオススメ表示はもちろん男女相互に行われる。マッチが成立すれば通常はメッセージのやりとりに入るのかもしれないが、これも面倒なのでカットしたい。AIがオススメしてるんだから大丈夫大丈夫!の精神で、マッチが成立したらお互いに直近のスケジュールを入力する。そうしたら後はAIが最適な日程と、お互いの趣味趣向を考慮したいい感じのお店や娯楽を提案してくれるのである。双方OKであれば後は予約して出会うだけ。

これならば能動的な動きはプロフィールとスケジュールの入力くらいなので、娯楽で多忙な状態でもやっていけるのでないだろうか。後はAIの提案に応答し、AIが「○月○日に××にいる女性と出会え」と指示してくれるのを待つだけである。

 

コンセプトは「暇を見つけて見つける愛」。アプリの名称は「暇」の頭文字Hと「愛」と「AI」をかけて「HAI」なんてどうだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまで書いたところで…

と、思いついてからここまで勢いこんで書いて気持ちよくなったところで、ふいに「こんなアプリ実はもうあるんじゃないか???」という冷静な疑問が頭にわいてしまった。

 

正直非常に嫌な予感がしたのだが、こんな文章書いといて調べないのもあれなので調べてみたところ

 

 

 

 

なんと全部もうあった。

 

 

AIが相手をオススメしてくれるアプリマッチ後のメッセのやりとりを省けるアプリデートのセッティングをしてくれるアプリ全部もうあったのである。

 

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

 

 

 

alu.jp

 

 

8000文字以上書いたところで発覚する衝撃の企画倒れ。何が「近未来の予想(キリッ)」であろうか。現実は私の脳内なんてとっくに追い越してそこに既に存在していた。

 

中でも特にすごいと思ったのが「バ○ェラーデート」というアプリである。

なんと空いている日のスケジュールを入れるだけで、AIがお相手、場所、時間を勝手にセッティングしてくれるというのである。まさに「はい」の世界じゃねえか…すげえや……

 

 

 

終わりに

ということで(どういうことだ)、星新一の予想がまた一つ実現していたことを発見していいオチがついたところで今回の記事は終わりにしようと思う。冒頭の私の予想も一応既に当たってたってことでひとつ許してはもらえまいか…だめか…。

 

なんやかんや書いてきたが、個人的には月額制にしてある程度会員の質を担保した上で、出会うところまでをシステマチックにして施行回数を増やすというバ○ェラーデートの発想自体は結構面白いと思う。先に述べた「次善策」の最たるものではなかろうか。人さえいればシステム上「マッチングしない」が発生しないのも大きい。もちろん最初の選別を自分でしていないのでなんか思ってたんと違う人が来るリスクはあるだろうが、逆に話してみたらよかったなんてこともあるだろう。誰か経験者がいたら是非お話を伺ってみたい。

でも結局どんなアプリを使ったとしても(あるいは使わなかったとしても)、出会った後の進展に関してはご本人のやる気にかかっている。人生において何が重要かは人それぞれだと思うが、結婚や家庭を築くことに価値を見いだすのであれば、どこかのタイミングで恋愛の優先順位を上げる努力が必要なのかもしれない。

 

 

最後にあらためて書くが本記事のジャンルはエンタメである。道中の論理には物事を一元的にしかとらえていない箇所も多く、ツッコミどころは数多あると思われるがどうかご容赦いただきたい。私はあなたの敵ではない。

読んでいてどこか1か所でも面白いと思っていただけたなら、私としては嬉しい限りである。

 

それでは、このへんで。

駄文ここまでお読みいただき誠にありがとうございました!

 

 

 

 

参照

※1 https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/kousei/19/backdata/01-01-01-07.html

 

※2 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2023/12.html

 

※3 https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r04/zentai/html/zuhyo/zuhyo00-39.html

 

※4 https://wedding.mynavi.jp/us/article/67973/

 

※5 https://onet.co.jp/marriage_column/3369.html ※オーネットの記事です

 

※6 https://www.stat.go.jp/data/jinsui/pdf/202010.pdf

 

※7 https://www.youtube.com/watch?v=7_58aTTukqs

 

※8 アンデシュ・ハンセン. 「スマホ脳」 新潮社. 2020年

 

※9 ミヒャエル・エンデ. 「モモ」 岩波書店. 1988年